June 03, 2020

5Gの周波数帯域について

5Gは、データ転送速度が非常に速く、遅延時間が短いため、多くの全く新しいサービスと製品を可能にすることが期待されています。

Technicolorは、固定無線アクセス用の5Gホームゲートウェイ市場で先頭を走っている企業であり、2019年10月にアムステルダムで開催されたブロードバンドワールドフォーラムでは、新しい統合チップセット(Qualcomm社のSDX55)に基づいて開発した最初の製品を紹介しました

5G技術を理解するのが難しい理由は、現行の主要な周波数帯域が3つあり、各帯域の特性が異なるためです。各周波数帯域の違いは次のとおりです。

  • 低周波帯域(1GHz以下):建物内部でモバイル機器の信号感度を向上させ、信号の長距離伝送を可能にする「ゴールデンバンド」です。
  • 中周波帯域「sub6」(1~6GHz):4~3.8GHzの周波数帯域は、ほとんどの国々で5Gを導入するために初めて使用される周波数帯域です。建物内部での信号感度と信号の伝送距離は良~中程度です。
  • ミリ波帯域(6GHz以上)。信号の伝送距離は非常に短いですが(数十メートル)、帯域幅が驚くほどに広いため、ギガビット速度のサービスを提供するのに役立ちます。

各周波数帯域でのユースケースについて、パフォーマンス指標を比較するのに役立つように、簡単なインフォグラフィックを作成しました。