February 11, 2021

テクニカラー製DOCSIS3.1ゲートウェイの設置台数が、全世界で2000万台に到達

この記録は、テクニカラー・コネクテッドホームが世界各国のケーブル事業者に向けたDOCSIS3.1対応CPEの市場を今なおリードしていることを示しています。

2020年の混乱の中で数々の課題に直面したものの、DOCSIS3.1 ゲートウェイは急速に設置台数を増やしています。テクニカラー・コネクテッドホームに関しては、昨年度に810万台以上を出荷しました。2017年以降では、世界で累計2000万台を販売したことになります。

テクニカラー・コネクテッドホームは、オープンで革新的な技術を通じて世界中のネットワーク・サービス・プロバイダー(NSP)をサポートするべく、絶えず努力を重ねています。今回の取り組みはその最新例です。クラス最高のCPEを開発し、最も独創的な企業と提携し、コネクテッドホーム・エコシステムを形成することで、NSPがシームレスな接続と高品質なエンターテイメント・エクスペリエンスを消費者に提供する一助となること。それが最終的な目標です。

テクニカラーの製品管理担当役員であるMarcin Godlewskiは、次のように述べています。「DOCSIS3.1対応CPEの普及ペースは目覚ましく、加入者宅内のコネクティビティを最新テクノロジーでサポートしたいという事業者のニーズが反映されています。たしかに業界アナリストは、DOCSIS3.1デバイスが好調な展開を見せる年になると予測していましたが、テクニカラー・コネクテッドホームは、この予想を上回る結果を達成しました」

DOCSIS3.1デバイスの普及は、2021年度も継続することが予想されています。そこでテクニカラー・コネクテッドホームでは、現在のニーズを満たすために、北米、ヨーロッパ、ラテンアメリカ各地の主なティア1事業者との間に協働体制をすでに構築しています。事業者が次世代のWi-Fiテクノロジーに移行する際に、DOCSIS3.1に新たな市場拡大の波が来るものと予想されています。

DOCSIS3.1対応CPEの成長拡大に対するWi-Fi 6のポテンシャル

NSP各社からは、テクニカラー・コネクテッドホームのDOCSIS3.1対応CPEのニーズ拡大の理由として、Wi-Fi 6テクノロジーとの統合が挙げられています。家庭へのブロードバンドサービスには高速かつパワフルな一貫したパフォーマンスが要求されるため、Wi-Fi 6テクノロジーによって実現されるネットワーク処理の遅延解消や、高速化、管理改善への関心が高まっています。

Godlewskiによれば、「2020年度、消費者は家庭内でリモートワークやリモート学習を実践するために、NSPに大きく頼っていました。これに加え、信頼性の高いブロードバンドサービスが要求されるエンターテインメントサービス(ストリーミング、オンラインゲームなどのサービス)に対する関心も高まってきています。家庭内にさまざまなサービスを提供するデバイスには、すぐれたパフォーマンスが求められています。このような状況は、Wi-Fi 6テクノロジーを搭載したDOCSIS3.1対応CPEにとって、うってつけの好機となるでしょう。現在の傾向は、2021年以降にも継続するものと予想しています」

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